かまくらULTLAプログラム
森のプログラム 2日目 10/28
プログラム
「わたし」も自然もぐるぐると 変化のサイクル
タヌキ以上に竹が化ける!?
森のプログラムの舞台は、美しい境内の国指定史跡「浄智寺」 自分が心地よく生きられる場所・人・ものごととは何だろう。自分もまだ知らない「「わたし」」をのぞく3日間の旅の記録です。
タヌキ以上に、竹が化ける?
ナビゲーターは浄智寺の庭師である松中徹さん。身近なようで、実は不思議な存在である「竹」について、とことん向き合いました。竹と似た特徴を持つ、東京スカイツリー・うまい棒などと比べながら、「竹」の構造を深掘りしました。
その後はみんなで庭の竹林を散策に出発し、垣根や椅子など、建物や庭を構成するパーツに化けた竹を探しました。自然に生えている植物をうまく利用したお寺の建築と庭づくりから、自然と共生できる住環境を考えました。ナビゲーターの話に耳を傾けて写真を撮ったり、タブレットを使って調べたり、中には実際に竹の断面を噛んだりしてみずみずしい竹の味を試す子どもも。各々の学び方で探究しました。
一汁一菜、素食のススメ
ナビゲーターは1日目に続き入江亮子さん。近海でとれたかます、鎌倉ゆかりのけんちん汁など、一汁一菜の食事をいただきました。お腹が満たされるってどのくらいのエネルギーなのか。美味しいと思う感覚は何で決まるのか。決して贅沢ではない粗食を味わいました。
映画祭の竹楽器を作ろう!
ナビゲーターの松中さんからのミッションは映画祭を盛りあげる楽器を作ること。何種類もの竹をはじめ、音を鳴らしたりデコレーションするためのアイテムや道具がずらり用意されています。
しかし手順や完成品の形は示されず、どんな楽器を作るかは自分次第。
2日目で環境に慣れてきたせいか、子ども同士が積極的に関わり合う姿がみられました。音のなる仕組みを考え、道具を組み合わせて各々が楽器をデザインし自分の音を鳴らすなど、エンジン全開で「個才」を発揮し始めました。どうやら各々が自分にとって快適な学び方を見つけ始めたようです。