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2024年12月5日

GOD HANDS KYOTO 24 京藍染1日目

プログラム

命の力に任せて染める

GodHandsは、京藍染師の松崎陸さん。

そもそも、藍染とは?どうやって藍の色が染まるのか、藍染について教えていただきました。 

葉藍を発酵させた「すくも」という染料をさらに発酵させ、藍の色素が葉藍から液に溶け出したところに布を浸すと、布が藍色に染まります。

発酵の度合いやその人の温度や湿度によって染まる色が全く異なります。その日の藍がどんな色なのかは染めてみるまで分かりません。陸さんは発酵を起こす命の力に任せて染めものをしています。

午後は白いハンカチを染める作業に取り組みました。ハンカチを紐で絞ると、絞ったところだけ色がつかず、白く残ります。おもいおもいの方法でハンカチを絞る子どもたち。

次は染め作業です。藍を発酵させた樽からの発酵の匂いに「くさい…」と心の声が漏れてしまいました。この匂いの強さも発酵の状態によって異なるそうです。

陸さんから染め方を教わり、布をそっと樽の中に入れました。

3分間冷たい液の中に手を入れて中の布をゆらゆらと動かします。次にその布を綺麗な水の中で酸化させます。初めは茶色だったハンカチが酸化することで、藍色に変わっていきます。子どもたちは色の変化に驚いていました。