GOD HANDS KYOTO 24 和ろうそく2日目
プログラム職人の技を盗もう
2日目の午前中は昨日の続きでろうの成形作業を行いました。
ろうそくを流し込む型は5つのパーツに分かれていて、ろうそくを流し込む前に全部組み立てて、ろうそくが固まるとそれぞれのパーツを外して、ろうを取り出します。
形にろうを流し込む作業にも挑戦しました。溶けたろうそくは熱いので飛び散って火傷しないように注意しながら流し込みます。ろうそくが完全に固まってしまわないうちに、芯がろうそくの真ん中で固まるように調整します。
固まったろうそくを取り出してから昨日のバリ取り作業の再開です。昨日の感覚を思い出しながらろうそくに刃を当てます。職人さんの手や刃物の使い方と自分の動きを比べながら試行錯誤を重ねます。
午後からは朱掛けという作業に取り組みました。和ろうそくの色は行事によって異なります。特にお祝い事のときには朱色のろうそくを使います。朱色のろうそくは顔料を混ぜたろうで表面をコーティングしています。
田川さんが一瞬で終わらせる作業も初めてやると上手くいかず時間がかかります。
時間をかけすぎると上からかけるろうの熱でろうそくが溶けてしまいます。互いにアドバイスを言い合ったり、職人さんの手の角度や掛け方を真似したりして、試行錯誤を重ねました。最後の1本は最初とは全く違う仕上がりになりました!