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2020年12月2日

エネルギーの宝庫
「三宅島」を解剖せよ

実証事業

未来の地球人、集まれ!

エネルギーの宝庫「三宅島」を解剖せよ

環境省「国立・国定公園への誘客推進事業」の一環で、コロナ禍においては三宅島でも初の試みとなる「教育×観光」のオンラインとオフラインのハイブリッドの探究プログラムです。

火山に興味がある子どもたちが、甲信越から九州まで参加してくれて、場所を超えて繋がり、探究していく学びの場がひらきました。

食べられる岩石を作れ!というミッションとともに、三宅島から届いたシークレットストーンの謎に迫りながら、火山や噴火の仕組みをチョコを使って解き明かしていきます。シークレットストーンの秘密を解明した子どもたちは、次回は実際にシークレットストーンを現地へ戻しに島へGO!!

色んな「なぜ?」が盛り込まれた探究の中で、子どもたちはどんな問いを自分で見つけたのでしょう。何故から始まる学びは終わりがありません。不思議に満ちた地球に目を向けて、視点をミクロにもマクロにも行き来させながら頭と体をたっぷり使った学びにどっぷり浸かってほしいなぁと思います。未来の地球人たちとの学びは、火山島に向かうとともにボルテージが上がっていきます。

シークレットストーンを

三宅島へ戻すために

シークレットストーンを三宅島へ戻すために、子どもたちと共に島へ上陸しました!

食べる溶岩の実験で試した現象が地球規模で起こる三宅島のパワーはとてつもなく強く、シークレットストーンの穴の謎や、悠久の時間を越えて削られた溶岩が砂になる時間の流れに時空を超えた感覚を感じる場となりました。

目には見えないエネルギーはどんなものから作られているのか?三宅島から溢れ出る自然のパーツを繋ぎあわせながら、生きとし生けるものの循環や地球の息吹を子どもたちと感じ、エネルギーの源泉に触れる瞬間が何度も訪れました。

どんなに破壊されても再生していく土地がもつ生命力。偉大なる自然の威力に圧倒されながらも、その一部である私たちの存在が全力で肯定されるような時間を子どもたちと共有できたことが何よりの宝です。

三宅島観光協会の素晴らしいガイドの皆さん、そしてプログラムを作り上げたチームメンバーと一緒に、新しい「教育×観光」のスタートをきれたことを心から感謝いたします。